【2007年3月のテーマ:思い出に残る花束と海外でお花を買おう】 (3/6・3/20放送分)
−− 思い出に残る花束 −−(3月6日OA)
思い出がよみがえる花束−
3月は卒業式、卒園式など1週間ごとに何らかのイベントがある節目の時期なのでお花屋さんは大忙しです。卒業式、卒園式でもらったお花がもっとも心に残っているお花になったという方がけっこういらっしゃいます。
この時期ですと卒業式でフリージアなどを1本か2本みんなにプレゼントするということがあったりすると思います。フリージアという名前は知らなくても、花の形や香りを覚えていて、その花を見たり、香りを嗅いだりすると卒業式のことを思い出したり学生時代を懐想したりすることがあるんだそうです。特にお花の香りというのは思い出を呼び起こすきっかけになるということがあります。
卒園式なら園児たちが見て分かるお花としてチューリップがいいのかとか、中学生なら香りのするフリージアなど、一生の思い出になるお花になることがあるので大切に考えて選んでいくようにしています。
春は香りのする花がいろいろあるので、香りのする花を贈ってあげると心に残ったりするかもしれません。この花を見るとあの人を思い出す、この香りがするとあの頃を思い出す、そんなお花をプレゼントして欲しいと思います。
ホワイトデーの花束−
3月はホワイトデーもあります。ホワイトデーのお返しに花束をあげるのもいいと思います。何も気負って両手に抱えきれないほどの真紅のバラの花束をと考えずに、最初はチューリップの1輪や、10本程度のガーベラの花束など可愛らしい花束をあげるのもいいかもしれません。男性の方にもお花をプレゼントするということをもっと気軽にして欲しいと思います。毎年、1輪ずつお花を増やしていくとか、お花をあげる人それぞれに自分たちのストーリーを作り上げていければ素敵ですね。
−− 海外でお花をかってみよう −−(3月20日OA)
海外で入ったお花屋さん−
これから卒業旅行などで海外に行く方もいると思います。また、もうすぐブライダルシーズンになります。新婚旅行で海外に行く方もいるでしょう。そんな方はぜひ海外で花束を買ってみてください。日本とはぜんぜん違いますから。本当に感動しますよ。
私も結婚して旅行でヨーロッパの方に行ったんですけれど、やはり職業柄、お花屋さんには行きたいと思っていたんですよ。そこで小さい街の小さいお花屋さんに入ったんです。若い男性の方が1人でやっているようなお花屋さんでした。英語もほとんど通じなくて、それほど花の種類も無かったんですけど、本当に親身になって聞いてくれるんですよ。片言の英語で「何が欲しいのか」「どんな物をつくりたいのか」と親身になって聞いてくれるんですよ。出来上がったお花からはその人の熱意や思いが伝わってきてとても感動したんです。
文化に触れる−
日本でお花を買ったことがある人なら、海外でその国の人が花束を作っているのをみると日本とは全然違うことが分かると思います。その文化に触れた感じがするんですよ。そのお店に滞在したのは15分から20分ぐらいの時間だったんですが、とても仲良くなった気がしました。
海外に行って、外観を見て、その空気を吸って、その土地のものを食べて、のんびり過ごすということもいいですが、そこにもう一つ「触れる」ということをして試してほしいと思います。私は花屋なのでお花だったんですが、何でもいいと思います。現地の人を通して文化に触れるということをして欲しいと思います。
このとき私が頼んだお花は2,000円〜3,000円ぐらいのものだったんですが、その花束を抱えて街を歩いても、それまでと違ってきますし、泊まっているホテルの部屋に飾ってもその旅行が全然違うものになると思いますよ。
日本にも−
海外のお花屋さんの話をしてきましたが、日本のお花の文化も独特で世界から注目されています。ヨーロッパの一流フローリストたちは自国の文化を大切にして学んでいるんですけれども、その先へ進みたいと思ったときに日本に来て生け花を勉強していくんですよ。
生け花の持つ、あんなに少ない本数で空間とお花の美しさを表現できる文化は日本だけなんですよね。生け花は精神を集中して、心を研ぎ澄まさないといい作品にはなりません。茶道でも花道でも日本文化は心を表現するものなんですよ。
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